個人事業主になるには

開業届とは

個人事業主の「開業届」とは?

私は恥ずかしながら、個人事業主というものに
「届け出」が必要だということを知りませんでした。

実は今だから言ってしまいますが、
私は文章を書くことが好きで、たびたび個人のブログでも
趣味の旅行やワインのことを書いていて、その記事がある出版社の目にとまって、
文章を書く仕事を、副業で受けたりしていました。

まあ収入はほんのお小遣い程度でしたし、
会社員としての本業の隙間時間でやっていたので、
深く考えることもせず、執筆の仕事を時々していた、という感じです。

特に、私のような初期投資がさほど必要ではない仕事の場合は、
「名刺をつくってしまえば、明日からでも仕事ができる」
という感覚になりやすいのですが、
個人事業主になるということは、そういうことではありません。

あなたの事業そのものを、管轄の税務署に届け出る義務があります。
具体的には、「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出することが必要です。
この書類のことを通称で「開業届」といいます。

具体的な書類の書き方や、提出方法については、
「個人事業 開業届 書き方」などで検索すれば、
詳しい情報がたくさんありますので、ここではそのような書き方については割愛したいと思います。

また、近くの税務署に直接出向いても対応してくれると思います。
私もはじめは何もわからないまま税務署の窓口に行き、
「個人事業で仕事をはじめたいのですが、どんな手続きをすればよいのですか?」と聞きました。
それでも十分丁寧に教えてくれると思います。

開業届を行うときに、私が焦ったのは、
その書類の中に「屋号名」を書く欄があったことです。

屋号名とは、会社で言えば社名にあたるものですが、
法人とは違い、屋号名の登録は必須ではないようです。

飲食店などであれば、屋号はほとんど「お店の名前」になるかと思いますが、
私のような個人事務所の場合は、自分の名前で活動することもあるので、
必ずしも、別の名前が必要とも限りません。
そのような場合は、屋号は空欄でも構わないようでした。

ですが、今後、自分の本名そのもので仕事をしていくのか、
屋号名をつけて、その名前を名刺にも印字して仕事をしていくのか。

そこは自分の好みで決めるということではなく、
お客さまへどのように名乗っていくのか、
取引先や関係者からどのように思われたいのか、
個人名と屋号名、どちらが商売上、得策となるのか、
様々な角度から、検討してみることが大切
だと思います。

屋号名の考え方

では、屋号名をつけるとするなら、どんな名前にするべきなのか。
私自身、検討したことをここでお伝えしてみようと思います。
あくまでも参考のひとつになれば…、という思いです。

どんな事業かイメージできる名前

特に、サービス業や、比較的歴史の浅い新しい業種の場合は、
まず「どんな仕事なのか」をお客さまや取引先にわかりやすく伝えることが大切です。
その際、「屋号名」を名乗ったときに、
それが伝わるような響きや意味があると効率的かと思います。

たとえばですが、「旅に関する執筆を行うライター業」だとするなら、
「旅」「書く」というイメージを持つ言葉を、屋号名に入れておくと、
自己紹介しやすかったり、覚えてもらいやすかったりします。

「トラベル」「トリップ」「ペン」「ライティング」「メモリー」
などのワードから組み合わせてみたり…でしょうか。
もちろん英語にこだわらなくてもよいと思います。
「旅とペン」なんていう組み合わせも素敵かもしれませんね。

自分の強みや特徴をイメージできる名前

他の事業者(競合)とどこが違うか、自分の得意や長所を名前に込める
というのもよいと思います。

直接的に自慢をするということではなく、
お客さまになってもらえる可能性のある方に対し、
どのように自分を伝えると効率的か、を考えてみます。

上記は難しく思うかもしれませんが
まずはシンプルに「自分が得意なことはなにか」を考えてみるといいでしょう。

私の場合(ライター業として)は、
文章書くだけでなく、人の話を聞くことも得意です。
ですので、取材をしながら、より丁寧なインタビュー記事をつくることもできます。

だとすると、単に「ライター」を名乗るよりも、
「インタビューライター」と名乗ったほうが、
相手により自分の特徴を知ってもらえるかもしれません。
そのような考え方で、屋号名を考えてみるのもおすすめです。

このように、単なる事務手続きとして「開業届」を行うよりも、
届け出のタイミングを、よい機会と考えて、
自分の事業のことを深く考察していくようにするといいと思います。

個人事業主をはじめることがゴールではなく、
事業を成功させて、よりよい人生へとつなげていくことが、とても大切です。

次のページでは、いよいよ
事業の成功への大切なポイントについて、お話していきたいと思います。

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